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vol.2 自家焙煎珈琲の長老「関口一郎」
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    自家焙煎珈琲の長老「関口一郎」



    日本で焙煎にたずさわった人で「関口一郎」の名前を知らない人はもぐり。



    初めて会ったのは1991年だったと思います。



    「珈琲と文化」という雑誌に産地のことを書いて、

    ブラジルの下坂さんの情報を流していました。



    今では産地に出向く人も多くなりましたが、

    その当時、産地の生の声が聞けるなんてものはなかったので、

    自分で言うのもなんだけど貴重だったと思います。



    1989年に初めて「カルモシモサカ」を日本に輸入し紹介しましたが、

    その時はだれも振り向きもせず「なにそれ?」。



    一部の人たちは

    「珈琲は珈琲、焼けば同じ。誰もわからない」

    「良い豆なんていらない」

    まるで今の中国みたいな感じでした。



    まだまだ良い珈琲なんてとても無理なのかな?と思っていたところ、

    ある日、関口さんから直接電話がありました。



    「見てみたい」



    銀座8丁目のカフェ・ド・ランブルまで行きました。



    銀座ランブルといえば自家焙煎では有名な店。



    歌舞伎役者も落語家も上場企業の社長さんたちも、

    ただのお客になり、一杯の珈琲の味を楽しむためにくる!

    歌舞伎座の楽屋に出前したこともあったそうです。



    当時も関口さんは「最近はいい豆がないんだよ」と嘆いていました。



    こちらは駆け出しの新米珈琲生豆屋。



    「カルモシモサカ」に自信があったわけでなく、

    どんなふうに評価してくれるのか、不安な気持ちと期待感がいりまじった微妙な感じで、

    おそるおそるサンプルをだした記憶があります。



    その豆をみて、

    「うーん」!



    うなって、「ちょっとやいてみたい」そういってくれた。



    職人、焙煎人は「好奇心と探究心」が大切だと日ごろ思っている。



    「ちょっとやいてみたい」

    これは珈琲を焙煎する者にとっての「好奇心と探究心」の最たる言葉。

    この言葉を聞いた時はうれしかった。



    その後関口さんはこの「1991年産のカルモシモサカ ボルボン」を使ってくれるようになり、

    今も店でだしている。



    そのとき10俵の豆(600kg)を小分けにして関口さんのマンションの階上に運んだ時は、

    うれしかったが苦しかった。



    それがある雑誌にのって、

    私の珈琲は全国版になった。



    しかし関口さんのお目にかなったのはその時のボルボンだけである。



    その後も、事あるごとにランブルを訪ね、かわいがってもらっている。



    2009年、ある時ランブルを訪ねると、

    「じつは前から独自のミルを開発したいと思っている。

    ただどこのメーカーも話を聞いてくれない。」



    おそらくロットも小さいしビジネスにならないということで、

    みんな相手にしなかったのでしょう。



    そこで、ある焙煎機メーカーの社長を紹介しました。

    その社長も昔からの友人で男気のある人。



    彼はその後2年かけ「ランブルミル」を完成させた。



    現在97歳の関口一郎さん。



    とにかくすごい!

    このような人に勲章をあげたいですね。



    コーヒー業界の長老というより、

    自家焙煎珈琲の長老。

    今でも焙煎をしています。



    いつか機会があったら銀座ランブルへぜひどうぞ。



    ランブルポットとランブルミル、

    「好奇心と探究心」で買っちゃいました。





    <ランブルオリジナルのランブルポット>

    こだわり抜いて製品化された鶴口状の注ぎ口です。

    ランブルポットは、カフェ・ド・カルモ店頭でご覧頂けます。





    <ランブルオリジナルのグリッドミル>

    関口さんのサイン入りです!









    ランブルミルも、3月中旬頃から、店頭にて展示予定です。
    | とまらないっ!繁田のマシンガントーク | 12:16 | comments(2) | - |
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      | - | 12:16 | - | - |
      コメント
      初めまして、駆け出しのランブル党(まだまだひよこです)でございます。ちょうど先週の金曜日にお店を訪れたところでした。貴重なお話を披露頂き、ありがとうございました。ご主人のご発展を願っております。
      | 十方 | 2012/04/21 7:09 PM |
      十方 様
      コメントありがとうございます。

      ランブルミルで挽いた豆は微粉がほとんどなく、とても美しい仕上がりでした。関口さんの探究心が詰まったミルだと思います。
      また当店のブログも覗きにいらして下さい。
      | カフェ・ド・カルモ | 2012/04/26 4:01 PM |
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